糖尿病自己注射指導管理
インスリン療法
インスリン注射と聞くと、痛いのでは、もう手遅れなのでは、と思っていらっしゃる方がいるかもしれません。
現在では注射器や注射針の改良も進み、手軽にほとんど痛みなくインスリン注射ができます。
血糖値が高いまま長く放置するよりは、食事・運動療法や経口薬による治療とあわせて、インスリンを積極的に使って血糖値を下げることが、糖尿病の合併症の予防につながると考えられています。
そのため早めにインスリン治療を開始することは糖尿病の治療として普及しつつあります。
また糖尿病がうまく治療されていない時には、「糖毒性」と言って飲み薬の効き目が悪いことがあり、一時的にインスリンを使って血糖を下げると、その後は飲み薬でも糖尿病の治療がうまくいくことがあります。
このようにインスリンは糖尿病の治療で日常的に使われています。
インスリン治療は大変効果のあるすぐれた治療法ですが、少し厄介な問題もあります。 インスリンにはたくさんの種類があり、もっとも効果の出る時間帯や、効果の持続時間がそれぞれ異なるうえ、残念ながら今のところ注射剤しかありません。
実際には、糖尿病の症状に合わせ、注射の頻度やインスリンどうしの組み合わせ、あるいは経口糖尿病薬との組み合わせを工夫しなくてはなりません。 1日のうちの決まった時間に正しく注射し、指示された食事や運動をする必要があるため、ご自身の生活に多少の制約ができてしまいます。
また注射には、手軽になったとはいえ、さまざまな守るべき手順がありますので、指導を受けて、取り扱いに慣れていただくことが必要です。 注射器の扱いには注意が必要で、注射後は針刺し事故などが起きないよう、万全な管理が必要です。
運動不足は中性脂肪の代謝を悪くし、タバコは善玉コレステロールを減らします。 それ以外にはホルモンの異常や薬の副作用により起こることもあります。 一方では少ないながら家族性高コレステロール血症という遺伝性の病気もあります。
最近では一日一回の注射で効果が良い、長時間持続型のインスリン(ランタス、レベミル)が使えるようになり、患者さんにとってより便利になりました。 主に膵臓のβ細胞の保護という観点から、経口糖尿病薬を使いながら、長時間持続型インスリンを一日一回注射する方法をBOT(basal supported oral therapy)と言い、治療の早期から導入されることがあります。
榎本医院では、糖尿病自己注射指導管理にも対応し、患者さん一人ひとりに合った糖尿病治療をサポートしていきますのでご相談ください。
榎本医院
概要- 院長
- 榎本 真也 医学博士
- 前院長
- 榎本 哲 医学博士
- 標榜科目
- 内科、脳神経外科、呼吸器内科、小児科
- 医師数
- 2名
- 資格
- 日本内科学会認定医、日本脳神経外科学会専門医
日本救急学会認定専門医、日本脳卒中学会認定専門医
日本脳神経血管内治療学会認定専門医 - 住所
- 〒362-0067 埼玉県上尾市中分1-28-7
- 電話
- 048-725-1651
- アクセス
- JR上尾駅、北上尾駅より車で10分・駐車場17台
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